2020年05月のナックナンバーです

   ホテル雪倉は、
    北アルプス白馬連峰を一望できる和室13室の小さな旅館で、
    栂池温泉 元湯栂の森 のすぐ隣りにあり、家族で経営しています。

    ご家族連れの皆さまをはじめ、中高年や職場仲間、北アルプス登山の
    皆様に多くご利用をいただいています。

   ホテルという言葉は、
    もともと「旅人をもてなす」とか「親切にしてさしあげよう」
    という意味から出た言葉だそうです。雪倉はこの
    「親切にしてさしあげよう」という気持ちを大切に心がけています。



*****   05月06日(水)  *****


 
 当館の桜 南側(右)の桜は満開近し
 北側(左)の桜はこれからです    4/30 13:50
 手前の水仙はずいぶん長いこと花が咲き続けています


5月になりました。そして今日大型連休が静かに終わりを迎えました。
春の大きな催し 第41回を迎えた信州千国街道 塩の道祭りの中止。
4月8日でのスキー場の営業の終了。県をまたいでの外出自粛。
栂池高原ではこの連休、ほとんど人の動きはありませんでした。
そんな年に限って という言い方は変ですが、桜はとてもきれいに花を咲かせました。
鳥が花芽をついばまなかったからかな?などと憶測をしながら、
例年4月下旬に満開になる桜は、塩の道祭りに合わせてくれたかのように
5月初旬に満開になりました。
4月が寒いくらいでしたので、今年の桜は早いだろうという予測を見事に覆し(くつがえし)、
いつもより少し遅いくらいでした。

    
 5/1 13:55                    5/2 8:30


春の風景を何点か・・・ 撮影地は全部白馬岩岳付近です

    
 水を張った田んぼと北ア 5/2 9:45       真っ白な小梨の花 5/2 17:10

    
 3本の大山桜 5/3 8:20              手前の薪(まき)は当館薪ストーブ用 5/2 10:00

   
 落葉松(カラマツ)の芽吹き 5/2 15:30     八重咲の枝垂れ桜(しだれざくら) 5/2 15:30


この1週間はとても良い天気がつづきました。
先月の27・28日(月・火)は霜が降りて寒い朝でしたが、その後は気温も上がり
つぼみのままでなかなか花を開けなかった桜は一気に満開に、
そして暑いくらいの日もあって5・6日で散ってしまいました。

今回は桜の花を中心に春の風景をお届けしました。

緊急事態宣言が今月いっぱいまで延長されました。
当館も5月中は営業を見合わせ、休館させていただきます。
早く収束して、日常が戻るといいですね。









*****   05月13日(水)  *****


 
 今 栂池高原は田んぼの代掻き(しろかき)真っ最中です。
 代掻きが終わった田んぼに景色が映ります。
 写真は前山百体観音の八重桜、桜の後方に石仏が並んでいますが確認できますか?
 5/13 17:25


    
 新緑もキレイです。 5/12 9:15


    
 左:木々の新芽、紅葉(こうよう)しているようにも見えます。 5/7 14:40
 右:八重桜と芝桜 5/13 17:20



ジャガイモの定植が終わりました

    
 5月9日 芽出しをしていたジャガイモを畑に移して定植しました。
 この上に土をかけて、霜が来ても芽がやられない(痛まない)ようにします。
 収穫は8月の初めからお盆にかけてです。


やさしい新緑の写真を

    
 芽吹きの季節です。左は紅葉(もみじ)です。赤い花が付いています。


今週は気持ちの良い日が多く、気温の高い日も多かったので山の雪解けが進んだようです。
昨日山用品を販売しているお店を訪ね、ご主人と話しをしました。
「今年はシールを2回しか使わなかった」という話から始まり、
「結果からみると4月の気温が低く、時々雪が降ったりしていた関係で、
5月連休まで充分滑れたね」というような話になりました。
4月7・8日に八方・栂池が営業を終了し、あっけないほど突然に今年のスキーシーズンが終了してしまいました。
特に春スキーや山スキーを楽しみにしていた人には残念なことでした。
記録的な(というか経験したことのない)小雪と、新型コロナウイルスでスキー場は大きな打撃を受けました。
来シーズンはいつものようなフカフカの新雪・深雪を滑れるといいですね。
それより一日も早く、極々当たり前の日常が戻ると良いですね。



白馬岩岳マウンテンリゾート 営業開始

16日(土)から週末のみ営業を始めます。
事前予約制、県内客限定、9時から15時まで毎時0分、
50人ずつの限定で運行、滞在時間も1時間。
緊急事態宣言延長に対する県の対応を踏まえての営業開始です。



最後にお知らせ


当館は5月中営業を見合わせ、休館させていただきます。











*****   05月20日(水)  *****


 
 5/14


御衣黄桜(ギョイコウザクラ)

   
当館前の栂池第1駐車場にこの桜があります。

ソメイヨシノが散った後に咲く桜です。
サトザクラの品種の一つで、開花したばかりの花は淡い緑色、徐々に黄色に変化していき、
やがて花弁の中心部が赤く染まっていくのが特徴。
名前の由来
「御衣」とは貴族の着物のことを意味します。緑色の花びらが、
平安時代の貴族の衣服の「萌黄色(モエギイロ)」に近いことが由来です。
別名 緑桜(ミドリザクラ)、黄桜(キザクラ)、浅葱桜(アサギザクラ)
https://horti.jp/19804 より引用

珍しい桜だそうです。
写真では花弁の中心部が赤くなっています。


春のやさしい緑の写真です 5/15

    
 栃(トチ)の木

    
 紅葉(モミジ)の花



田植えが始まりました

 
 代掻き(しろかき)の終わった田んぼに、田植えが始まっています。
 栂池パノラマ橋から俯瞰(ふかん)した田んぼで、水面に木々が映っています。 5/19



最後にお知らせ

当館は5月中営業を見合わせ、休館させていただきます。
6月以降については未定です。










*****   05月27日(水)  *****

 
 5/23 6:40

田植えも終わり、田んぼに北アルプスが映って見える季節になりました

    



当館回り

   
 5/26 玄関付近                   クレマチス(テッセン鉄線)です


   
 5/26 西側(スキー場側)ツツジ満開です 右の木は桂(カツラ) 葉はハート型です         



野火つけ

約1か月前のことですが・・・・・ 一度皆様にお伝えしておこうと思い掲載します。

4月29日(水・祝日) 春の風物詩「野火つけ(のびつけ)」がお隣白馬乗鞍温泉スキー場南側の
「牧の入茅場(まきのいりかやば)」で行われました。
チャンピオンゲレンデから沢をはさんで向かい側の斜面です。
火入れ(ひいれ)とも呼ばれ、茅葺き屋根の材料にする良質な茅を育て、
草原の森林化を防止する作業です。
このような取り組みが認められて、牧の入茅場は文化庁の「ふるさと文化財の森」に指定されています。
60人ほどの人たちが持ち場につき、防火帯を作りつつ上部から火入れをします。

 
 熊手やレーキを使って火をつけていきます

     
 上から順番に燃やします。下から火をつけるとたいへんなことになりますね。
 ただ一斉に火をつけるのではなく、順番が決まっているのでしょうか?
 まず左上部で火をつけ右へと移動していきます。
 誰かが全体を見渡せるところで、無線機などを使って指示を出しているのか
 聞いてみたいと思います。
 約2時間できれいに火入れが終わりました。ほぼ一部始終を見たのは今回が初めてですが、
 周りの火の様子や人の動きを気遣いながら、見事なチームワークで一面がきれいに燃えていきました。
 数日前に行う予定でしたが、当日は風が強く中止となったそうです。
 今年は好天が続いたため茅の燃え方も早かったようです。

    
右の写真は翌30日の撮影、
中央の黒く見えるところが昨日火入れをした牧の入茅場。
その左側はチャンピオンゲレンデですから、それより広い範囲に火を入れるわけです。

燃えた草を堆肥(たいひ)として新芽が育ち、5月下旬には真っ黒だった焼け跡が少しずつ緑色に変化し、
夏には一面鮮やかな緑に変わっていきます。

地元の人は春の行事として知っていますが、通行人などから山火事の通報が
消防に届いても問題ないように、あらかじめ届け出をしておきます。
もちろん地元の消防団は消防車を出動させて近くから警戒をします。

4月30日と5月2日には、白馬乗鞍温泉スキー場の南側斜面でも火入れが行われました。



最後にお知らせ

@ 栂池パノラマウェイ (ゴンドラリフトとロープウェイ)葉6月1日(月)から営業開始
 予定通り営業が始まります。
 ただし栂池自然園のお出かけの方のみで、登山目的の方はご利用いただけません。
 住所の確認や6人乗りゴンドラは4人まで、71人乗りロープウェイは30人まで、
 乗車中はマスクの着用をお願いします。
 自然園のビジターセンターはオープンしますが、栂池ヒュッテと栂池山荘は営業していません。
 
A 当館は6月いっぱい営業を見合わせ、休館させていただきます。
 ご宿泊予定のある方はご連絡ください。